飲食店舗でのクレジット決済導入

NewsPicksでの話題。
「Visa、日本の“現金社会”を変え「キャッシュレス・ジャパン」目指す」
https://newspicks.com/news/1391430/

コメントは、キャッシュレス派が大多数を占めているようですね。
たしかに、消費者目線ではそれが正解で、経営者が消費者目線でいることはビジネスとしても理想かもしれません。

あくまでも、個人経営(そんなに拡大する気はない)のお店主観を「妄想して」書きます。(私は、一応、飲食店の経営は2年弱しかないです。M&A→経営改善→売却しましたが、現場はフリーター時代のロイヤルホストしかしたことがありませんので、あしからずご了承を・・・)

あと、脱税的視点は一旦忘れて下さい。

シンプルに言って、日本は店舗の払う料率が高いのです。
カード大国アメリカのVISAは高くて2%台前半だそうです(昔の知識です)。
また、日本でも大規模な小売りチェーンはもっと安いはずです(1%台もあるかと予測)。

月商200万円の飲食店があったとして、仮に3.5%(飲食で3.5はまあまあ安い)、極端ですが、仮に全ての売上げがカードだとします。

そうすると、手数料の支払いは、税別で7万円にもなります。これは売上げの3.5%ですから、営業利益ベースで考えたら、50%を超えるかもしれません。これは月商200万円くらいの飲食店にとっては家賃倍増に匹敵するくらいのインパクトがあります。また、アルバイトの人件費にも相当すると言っていいと思います。

もしカードOKにする場合、その経費は価格に乗せしていく必要があります。しかし、消費者は無情、カードは使いたいけど、メニューは安くして欲しいというのが現実です。価格の上乗せ方法としては、シンプルに価格を上げるか、原価を下げる(品質を落とすか、量を減らす)などの方法があります。

であれば、現金のみでも来てくれるお客さんだけを相手にしていたほうが、儲かります。特に現金主体で営業してきたお店が新たにカードを導入するというのはかなりハードルが高いと言えます。収益構造自体を変えないといけません。

しかし、カードが使えないと来ないよ!というお客様を取り込んだほうが売上げが上がるという意見もあるかもしれません。ですが、リアル店舗の宿命であるお店の「キャパシティ」があるので、そこまで売上げに寄与しません。カード使えるかどうかよりも味や場所やサービスの方が断然重要だからです。

(カードの信販などが)店舗にカードを導入させたいなら、月商を1.5倍程度上げることができる施策と一緒で無いとなかなか検討の余地は無い気がします。

個人的には、現金の方が店主(およびその家族)の懐に入る金額が大きいのだから、少し面倒でも現金で払う方が喜んで貰えるので、現金払いが好きです。(もちろんカードを使うこともありますが、顔見知りのお店では基本的には現金です)

こういう考えになった理由としては、私が事業をやってるときに、資金繰りで苦しんだ経験があるのが大きいかも知れません(いまも同じですが)。

顔が見えてるのだから、せっかくなので現金で払ってあげた方がいいんじゃない?ネットの決済はしょうが無いのだけど。

カードでも飲食で高額な支払いをする方はそこまで気にしなくてもいいとは思いますけどね。

顔も見たこと無い友達でもないVISAとかナントカ信販とかを儲けさせても私にはなんのメリットもありません。(ポイントも結局は加盟店手数料が原資ですし)