社内で使っている採点表です。
できるようになった瞬間が、いちばん10点で止まりやすい。
2026年5月、サンフランシスコ連邦準備銀行(米国の中央銀行にあたる連邦準備制度の、地区の銀行の一つ)が「我々は高生産性成長の時代に入ったのか」というレポートを出しました。同じ米国経済を、二つの物差しで測っています。
同じ経済です。同じ時点です。連銀はこう書いています——ここまでの改善は、働き手に新しい道具を渡したことを映しているのであって、経済の根本的な前進ではない。
道具は渡った。仕組みは、まだ変わっていない。100年前の電気も、同じでした。最初の発電所が動き出してから、工場を建て直して生産性が動くまで、40年かかっています。
10点の作業を100%の精度でやっても、10点です。
エクセルの作業を自動化してくれと言えば、AIは自動化してくれます。「その作業は要るのか」とは訊かれません。どんなに賢いAIでも、10点の問いを渡せば、10点の答えが返ります。
性能は買えます。何点の問いを渡すかは、買えません。
本紙がやっているのは、連銀のレポートや省庁の審議会資料を開いて、こういう数字を数十人の会社の言葉に翻訳することです。
各号は、3つのブロックでできています。
③まで書けなかった号は、出しません。判定はひとつです——読んだ翌日、これを人に話せるか。話せないものは捨てています。
③に書くのは、決裁が要らないことだけです。訊く、確かめる、数える。その日のうちに、一人でできることで止めています。
ここまでの話は、かわら版の第25号です。
登録すると、新しい号が出たときに届きます。
登録は無料です。いつでも止められます。
全文が無料です。既刊はすべて読めます。
本紙は、省庁の審議会の資料や、公開された論文まで開いて書いています。固有名詞も、数字も、丸めずに出します。
CoBANTO3-AIチャットは、本紙の全号を検索して引用します。「Vol.25の採点表を、うちの見積の作業に当てると何点か」と聞けます。
毎日集めているAIニュースの堆積も、同じように引けます。本紙は毎朝、3つの軸でクリッピングしています——⑴新しいモデルの発表 ⑵AIエージェントの企業導入と課金 ⑶AIと経済・雇用。記事にならなかったものも、全部そこにあります。
海老沢敦といいます。株式会社東京ネット工務店の代表です。
やってきたのは、店舗の立ち上げ、新規事業、新しい部門の立ち上げでした。前例の無い場所には、まだ分業がありません。営業担当も開発担当もいない。誰も担当していないから、全部やる。そういう場所に、ずっといました。
だから、世の中の常識が、ときどき当てはまりません。
分業を前提にした常識は、分業の手前では成立しません。
そして、中小企業では、分業が途中で止まっています。数十人の会社にも、部門はあります。管理職もいます。担当も決まっています。ただし、AIもITもDXも、どの部門の担当でもありません。
だから、誰かが兼任で拾います。総務の部長が、一人しかいない情シスが、あるいは社長が。担当が決まっていないから、興味のある人が拾う。
この一点で、私と読者は同じ場所に立っています。違うのは規模と、私が先に代償を見たことだけです。
その代償の話は Vol.10 に書きました。9年ぶりに古巣へ戻ったら、私が当時その場しのぎで作ったものが、社内の文化になっていた、という話です。
全号、全文を無料で公開しています。
課金は一箇所だけです。CoBANTO3-AIチャット——記事の話を、あなたの会社に当てて聞ける場所です。同じCoBANTO3シリーズの、役割の違う二つです。読むほう(かわら版)は無料、当てるほう(チャット)がクレジット制です。
記事は地図です。地図は配ります。現地に当てる作業だけが、有料です。
1クレジット1円。1,000円から購入できます。読者登録をすると口座が同時に開いて、500クレジット(500円分)が入っています。
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