2026-09-23/株式会社東京ネット工務店 海老沢敦
① 何が終わったか
Office/Project/Visio LTSC 2021、10月13日にサポート終了
Microsoftは2026年9月15日、Office LTSC 2021・Project LTSC 2021・Visio LTSC 2021(LTSC=Long Term Servicing Channel。買い切り型で長期利用を前提に提供される製品ライン)のサポートを2026年10月13日に終了すると公表した。終了後は更新プログラム・セキュリティ修正・技術サポートの提供がなくなる。対象は3製品。
英パブ運営のSAMALM、清算人選任
英国の会社番号15261274、パブ「The Stockbridge Arms」を運営するSAMALM Limitedは、2026年9月8日付の特別決議で任意清算(Creditors' Voluntary Liquidation。裁判所を介さず株主・取締役の決議で行う清算手続き)に入ることを可決し、清算人にRichard Marchinton氏(Conselia Limited所属)を選任した。9月22日付でThe London Gazette(英国官報)に公告された。負債額は公告に記載がない。
② 当時、それはどう見えていたか
Office/Project/Visio LTSC 2021について、LTSCという製品ラインの位置付けは発売時点から公表されている。2021年の発売時点で今回の終了日が公表されていたかどうかは、確認できませんでした。
SAMALMについて、当時の材料は確認できませんでした。公告に記載されているのは会社番号・登記住所・清算人情報のみで、清算に至った経緯の記載はない。
③ 構造として残るもの
買い切り型ソフトウェアのサポート終了日は、発売時点の契約設計としてあらかじめ決まっている。利用者側がその期限を把握していない場合、期限の到来は突然の終了として体験される。数人の会社では、購入時にライセンス条件を確認した担当者がそのまま使い続けることが多く、期限は共有されやすい。数十人になると、購入時の担当者が異動・退職していたり、部門ごとに別々に導入していたりして、期限がどこにも記録されていないことがある。