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物語コーポレーション「焼肉きんぐ」公式アプリ、会員情報1,078万8,963件が漏えい

2026年10月10日 一般公開

2026-10-10/株式会社東京ネット工務店 海老沢敦

① 何が終わったか

米PS Senior Living、Chapter 11を申請 負債1,000万〜5,000万ドル

米ジョージア州の高齢者向け住宅運営会社PS Senior Living LLC(所在地:ジョージア州Powder Springs)が、2026年10月5日、ジョージア州北部地区連邦破産裁判所にChapter 11(米連邦破産法第11章、事業を継続しながら再建を図る手続き)を申請した。申立書記載の資産は0〜10万ドル、負債は1,000万〜5,000万ドル、債権者数は1〜49。事件番号26-63410、担当裁判官はJeffery W. Cavender氏。

ミスターマックス、不正アクセスで会員情報最大173万5,154人分が漏えい

ミスターマックスは、2026年10月3日夕方にMrMaxアプリとオンラインストアへの不審なアクセスを確認し、同日中にサービスを一時停止して外部からのアクセスを遮断した。10月6日、第三者による不正アクセスで会員情報が漏えいしたと公表した。対象は10月3日時点の登録会員のうち最大173万5,154人。漏えいした情報は会員ID・氏名・メールアドレス・電話番号で、住所・生年月日・クレジットカード情報・パスワード・購入履歴は対象外としている。

物語コーポレーション「焼肉きんぐ」公式アプリ、会員情報1,078万8,963件が漏えい

物語コーポレーションは、2026年10月2日に「焼肉きんぐ」公式アプリへの不正アクセスを確認して通信を遮断し、10月3日に漏えいを確認した。10月5日、不正アクセスによる会員情報の漏えいを公表した。登録会員1,080万8,784件のうち1,078万8,963件が対象。漏えいした情報は会員番号・氏名・メールアドレス・電話番号で、ログインパスワード・生年月日・性別・郵便番号・利用履歴・決済情報は対象外としている。

OpenAI、9月29日障害の根本原因を公開 設定チェックの再試行が接続容量を枯渇させた

OpenAIは、2026年10月6日、9月29日に発生したChatGPT・Codex・APIの障害について根本原因分析(write-up)を公開した。障害は9月29日17時52分(UTC)に確認され、同日23時14分(UTC)に解決した。影響時間は約5時間22分。原因は、ある機能のロールアウトが設定リクエストのたびに起動するバックグラウンドチェックにあり、失敗したチェックの再試行が複数の内部サービスで新しい接続を増やし、共有のネットワーク接続容量を枯渇させて無関係なサービス同士の通信も止めたことだった。

② 当時、それはどう見えていたか

PS Senior Livingについて、当時の材料は確認できませんでした。申請に至った経緯・理由は、裁判所の公開docket(事件の手続き記録)情報に記載がない。

ミスターマックスについて、当時の材料は確認できませんでした。侵入の手口・侵入時期は公表されていない。不審なアクセスの確認(10月3日)から公表(10月6日)までは3日かかった。

物語コーポレーションについて、当時の材料は確認できませんでした。不正アクセスが可能になった経緯は、公表時点で調査中とされている。

OpenAIについて、障害発生時の告知には、詳細な根本原因分析(RCA)を5営業日以内に公開予定と記載されていた。10月6日の公開は、9月29日から数えて5営業日目にあたる。

③ 構造として残るもの

ミスターマックスと物語コーポレーションは、いずれも公表時点で、漏えいした情報の項目(会員ID・氏名・メールアドレス・電話番号など)と、対象外とした情報の項目(パスワード・決済情報・住所など)を具体的に示していた。一方で、不正アクセスがどのように可能になったかは、両社とも公表時点で明らかにしていない。ミスターマックスは手口・侵入時期を非公表とし、物語コーポレーションは経緯を調査中とした。

会員情報を保有する会社が自社のログや顧客データベースを確認すれば、どの項目が外部に渡ったかは比較的早く特定できる。どこから侵入されたかの特定には、通信記録の解析や外部調査会社による原因分析が必要になり、時間がかかる。自社が会員情報の漏えいを公表する場面を想定する際、確認できる事柄は、この二つを分けて扱っているか——「何が漏れたか」を先に確定させて公表し、「どこから入られたか」は分からない状態のまま公表することが起こりうると踏まえているか、という点になる。

1905文字 ・ 約4分

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