2026-09-08/株式会社東京ネット工務店 海老沢敦
① 出たもの
APOLLO11、オンプレミス生成AI「EdgeLLM」を提供開始 初期費用980万円から
2026年8月31日、株式会社APOLLO11が完全オンプレミス型の生成AI「EdgeLLM」の提供を開始した。月額固定費モデルで従量課金はない。パッケージはVision Pack S(初期費用980万円〜、税込・参考価格)、Agent Pack M・High-Context Pack(各1,980万円〜)の3種。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000188956.html
Vercel、低コストの新ビルドマシン「Basic build machines」を追加
Vercelは2026年9月3日、Pro・Enterpriseプラン向けに低スペックのビルドマシン「Basic build machines」を追加した。構成は2 vCPU・メモリ8GB。料金はvCPUあたり毎分0.0035ドルで、ビルド1分あたり0.007ドルになる。新規プロジェクトの既定は引き続き上位の「Elastic build machines」。
出典:https://vercel.com/changelog/basic-build-machines
Oracle Cloud、Oracle Linux 7のビルドランナーを8月28日で終了
Oracle Cloud Infrastructureは、OCI DevOpsにおけるOracle Linux 7ベースのビルドランナー(CI/CDのビルド実行環境)での新規ビルド作成・実行を2026年8月28日付で終了した。告知は2025年8月27日で、レイテンシ回避のための移行推奨期限は2025年10月12日だった。移行先はOracle Linux 8。
出典:https://docs.oracle.com/en-us/iaas/Content/servicechanges.htm
Oracle Data Safe、監査証跡APIのlifecycleDetailsを廃止表明 施行は2027年9月2日
Oracle Cloud Infrastructureは2026年9月2日、Data Safeの監査証跡API「AuditTrailSummary」のlifecycleDetailsプロパティと、statusのRECOVERING・IDLE・RETRYING列挙値の廃止を発表した。施行日は告知から1年後の2027年9月2日。対応はAuditTrail側のlifecycleDetailsを参照するよう切り替えることと案内されている。
出典:https://docs.oracle.com/en-us/iaas/Content/servicechanges.htm
JFrog Artifactory、既定のAWS SDKをv1からv2へ切替
JFrog Artifactory Self-Managedは、バージョン7.146.7以降でAWSストレージ連携の既定SDKをv1からv2へ切り替えた。AWS自身によるSDK v1の終了を見越した対応としている。KMS(鍵管理サービス)によるクライアントサイド暗号化を使う環境はv2に対応していないため、binarystore.xmlでawsSdkV2をfalseに設定する必要がある(後続の7.146.29でこの制限は解消)。
出典:https://docs.jfrog.com/releases/docs/artifactory-self-managed-releases
② そこから読めること
EOLの3件は、基盤側の終了が周辺システムの設定変更を連鎖させている
Oracle Linux 7の終了はその上で動くCI基盤の対応終了に直結し、JFrog ArtifactoryはAWS SDK v1の終了を見越して自社の既定を先に切り替えた。基盤・ミドルウェアそれぞれの終了が、隣接するシステム側の対応を求める形になっている。
同じインフラ分野で、定額と従量の2方向が並んでいる
APOLLO11のEdgeLLMは月額固定費で従量課金なしのパッケージ、Vercelの新ビルドマシンはvCPU・分単位の従量課金。費用を年度予算に組み込みやすい定額型と、使った分だけ払う従量型が、同じ週に並んで出ている。