2026-09-16/株式会社東京ネット工務店 海老沢敦
① 発表されたもの
大村市(長崎県・人口9.9万人)、コージンバイオと立地協定・2028年1月操業へ
長崎県と大村市は2026年8月26日、埼玉県のバイオテクノロジー企業コージンバイオと立地協定を締結した。県庁で調印式が行われ、コージンバイオの中村孝人会長・中村雄一社長、長崎県の平田知事、大村市の園田市長が出席した。長崎文化放送の報道による。
大村市の人口は99,244人(2026年8月末時点、市公式サイト)。職員数の記載は無い。
敷地面積は約2万5千平方メートルで、細胞培養用培地(再生医療・がん治療向け)を、埼玉工場との比較で年間約300品目生産する予定という。雇用計画は5年間で地元中心に42人、操業開始は2028年1月を予定している。投資額の記載は無い。
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/3f4d8f26dc4002025d22bfbb7a00052eedd940f8
栃木県(人口約193万人)、カラクリの生成AI「GeN Gov Edition」を「とちぎAIコンシェルジュ」に採用
栃木県が運営する生成AIチャットボット「とちぎAIコンシェルジュ」に、カラクリ株式会社(東京都中央区)の自治体向けAI「GeN Gov Edition」を採用したと、カラクリが2026年9月15日に発表した。<strong>カラクリ株式会社の発表による。</strong>従来はあらかじめ設定した質問と回答のみに対応する「シナリオ型(FAQ型)」だったが、生成AIが県ホームページの情報をもとに対話形式で回答を作る方式に切り替え、同日から運用を始めたという。
栃木県の人口は約193万人(推計)。職員数の記載は無い。
24時間365日対応、多言語対応という。問い合わせ件数の削減効果など導入成果の数字は、この発表からは分かりません。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000161.000025663.html
ソフトバンクとワイズバイン、自治体の基幹システムを最大100自治体へ無償提供・2000事務のAI自動化を目指す
ソフトバンクと自治体向け基幹システムを手がけるワイズバインが、自治体向け業務システム「Build&Scrap」を、2027年度末までに導入を公表した自治体に対し無償で提供すると、2026年9月15日付の日本経済新聞が報じた。<strong>ソフトバンクの発表を日本経済新聞が報じたもの。</strong>対象は都道府県・市区町村を合わせて先着順で最大100自治体で、無償提供の期間は最長5年。両社は今後、約2000の事務業務を自動化するAIエージェントの共同開発を目指すとしている。
対象は都道府県・市区町村が混在し規模はさまざま。記事が導入実績の例として挙げる愛媛県は人口約133万人。
愛媛県では「Build&Scrap」導入後、紙の使用量が数十万枚減り、職員1人当たりの残業時間が3割減ったという。これはワイズバインの実績としてソフトバンクが紹介した数字であり、第三者による検証の記載は無い。
出典:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC152PP0V10C26A9000000/
東川町(北海道)、移住支援金の導入で基準地価が道内4位の15.5%上昇
国土交通省が2026年9月15日に公表した2026年の基準地価で、東川町(北海道)の役場近くの地点が「移住支援金の導入」を背景に上昇したと分析されている。国土交通省の発表による。
規模(人口・職員数)の記載は無い。
上昇率は15.5%で道内4位。移住支援金の金額・対象者・締切は、この発表からは分かりません。
出典:https://www.nippon.com/ja/news/yjj2026091500853/
流山市(千葉県)、子育て送迎サービスで基準地価が全国9位の18.7%上昇
同じく国土交通省が2026年9月15日に公表した基準地価で、流山市(千葉県・つくばエクスプレス沿線周辺)が「保護者の通勤駅から子どもを保育所へ送迎するサービス」を背景に上昇したと分析されている。国土交通省の発表による。
規模(人口・職員数)の記載は無い。
上昇率は18.7%で全国9位。送迎サービスの利用条件・対象年齢・費用は、この発表からは分かりません。
出典:https://www.nippon.com/ja/news/yjj2026091500853/
TIAM(東京都大島町)、東京都商工会連合会と八丈島で創業・事業承継の交流会を11月開催
TIAM(東京都大島町、代表取締役・千葉努氏)が2026年9月15日、東京都商工会連合会と共催で、東京の島しょ地域での創業・事業承継に関心のある人向けの交流会「COMMONS Meeting 島しょ交流会」を八丈島で開催すると発表した。企業(TIAM)のプレスリリースによる。
規模(八丈島の人口・TIAMの企業規模)の記載は無い。
開催日は2026年11月28日(土)・29日(日)の2日間。定員5名(最小催行人数2名)で、選考制。参加費は原則無料で、飛行機・宿泊・プログラム・島内移動・保険を含むという。募集締切は2026年10月4日(日)23:59、参加者決定は10月9日(金)頃を予定している。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000149619.html
② 会社にどう当たるか
以下は見立てであり、断定ではない。
- 拠点を置く場所の条件:大村市の立地協定では、コージンバイオが地元中心に42人を雇用する計画で、操業開始は2028年1月の予定。大企業の大規模進出というより中小企業に近い雇用規模で、地元発注や協力企業の需要が生まれる可能性はある。ただしこの発表からは、取引条件や発注の対象までは分かりません。
- 取引の相手と手続き:ソフトバンクとワイズバインが自治体向け基幹システム「Build&Scrap」を最大100自治体へ無償提供するという発表は、業務システムと様式が自治体側で標準化されていく動きの一つと見ることができる。取引先の自治体がこの仕組みを入れた場合、請求や申請の窓口の形が変わりうる、という見立て。どの自治体が対象になるかは、この発表からは分かりません。
- 人を採る場所の条件:東川町では移住支援金の導入、流山市では子育て送迎サービスが、それぞれ基準地価の上昇要因として国の統計に名指しされた。見立てだが、こうした施策は住宅取得費や賃料水準にも波及しうるため、採用や移転を検討する会社にとっては、社員の転居先を選ぶ条件の変化として跳ね返る可能性がある。地価と実際の家賃・住宅価格の連動については、この発表からは分かりません。
- 取引の相手と手続き:TIAMと東京都商工会連合会が八丈島で開く創業・事業承継の交流会は、離島での事業の担い手探しを仲介する枠組みと見ることができる。後継者難や担い手不足は離島に限らず中小企業にも共通する課題で、こうした場が協業先や事業の引き継ぎ先を探す入口になる可能性はある。定員5名・選考制のため、参加できるかどうかはこの発表からは分かりません。