2026-10-15/株式会社東京ネット工務店 海老沢敦
① 発表されたもの
NTT-AT、葛飾区実証を踏まえた窓口AI「RelAi 窓口アシスタント」を10月15日提供開始
NTTアドバンステクノロジ株式会社(NTT-AT)は2026年10月14日、自治体窓口職員の対応を支援する生成AIソリューション「RelAi(リライ)窓口アシスタント」を2026年10月15日から提供開始すると発表した。出典はNTT-ATのプレスリリースで、ベンダー自身の発表である。葛飾区(東京都)と実施した「窓口AI実証実験」の知見をもとに製品化したとNTT-ATは説明している。葛飾区の人口・職員数は原典に記載がなく、不明。
機能は、窓口での会話の文字起こしと要約(発話者分離、氏名・住所の自動マスキング、翻訳対応)、根拠文書付きの回答生成、応対記録作成支援、カスタマーハラスメントの可能性を管理者に通知するアラート機能。自治体ごとに専用環境を構築し、入力データはAIの学習に使わないとしている。LGWAN(総合行政ネットワーク、自治体間を結ぶ閉域網)など閉域網への接続にも対応するという。料金は非公開で、問い合わせにより案内するとしている。
愛知県、生成AI・RPA活用企業の見学会を11月16日から開催
愛知県は、県内企業の生成AI・RPA活用の現場を見学できる「デジタル化企業見学会」の参加者を募集している。出典は愛知県の公式ページで、自治体自身の発表である(ページ更新日2026年10月9日)。県の「デジタルナビゲート事業」の一環として、2026年11月16日から12月14日にかけて、県内企業4社の現場見学会を開くとしている。
見学先のうち、株式会社オーテック(小牧市)は生成AIを活用して自社開発した生産実績トラッカー「Automatsuくん」を、株式会社テルミック(常滑市)はRPA「アシロボ」による定型業務の自動化とAI「Copilot」の日常業務活用を紹介するとしている。この内容は見学先企業自身の説明によるもので、愛知県の発表ではない。
定員は各回15〜20名、1社あたりの申込は2名まで、参加費は無料で先着順。申込期限は見学日ごとに異なり、最も早いもので11月9日正午まで。対象は愛知県内に事業所を持つ企業で、愛知県の職員数は原典に記載がなく不明。
福井市、銀座のアンテナショップでフェア開催・市長が10月16日にトップセールス
福井市は、福井県アンテナショップ「ふくい食の國291」(東京都中央区銀座)で「福井市フェア in ふくい食の國291」を2026年10月15日(木)から20日(火)までの6日間(10:30〜19:00)開催すると発表した。出典は福井市のプレスリリース(PR TIMES配信)で、自治体自身の発表である。10月16日13:00〜14:00には西行茂市長が来店し、商品紹介を行うとしている。福井市の人口・職員数は原典に記載がなく不明。
販売品は「越前蕎麦ロール」「羽二重栗どら焼き」や市認定商品「ふくいの恵み」など。10月17〜18日には市内事業者タナカ農産が「ふくい東郷米」の試食販売を実施する。会場で税込2,000円以上購入した先着100名には、味噌汁(「米五」2種)またはドリップバッグ(和珈屋)のいずれかを提供する(なくなり次第終了)としている。
② 会社にどう当たるか
以下は見立てであり、断定ではない。
- 取引の相手と手続き:NTT-ATの窓口AIは、葛飾区での実証を経て市販の製品になった形で、窓口対応の文字起こし・要約・応対記録作成を外部サービスに委ねる型が広がりつつあるのかもしれない。電話・窓口対応を抱える中小企業がカスタマーサポート業務で同種の外部サービスを比較検討する際、自治体ごとに専用環境を分ける方式やLGWAN接続対応、入力データを学習に使わないという条件が、ベンダー選定の目安の一つになる可能性がある——という見立て。料金や他自治体への導入状況は、この発表からは分からない。
- 愛知県の見学会は、実際に生成AIやRPAを使っている県内中小企業の現場を無料で見られる機会で、どこから手を付けるか分からないまま担当者が兼任で拾っている会社にとって、導入の具体像をつかむ入口になるかもしれない——という見立て。ただし対象は愛知県内に事業所を持つ企業に限られ、他地域の会社には直接当たらない。
- 取引の相手と手続き:福井市のアンテナショップ出店は、自治体が用意した首都圏の常設の場に自治体トップが直接立つ事例で、地方発の商品・食材を扱う会社が首都圏での販路開拓や認知獲得の足がかりとして、同様のアンテナショップ出店・フェア参加を検討する際の参考になるかもしれない——という見立て。出店の条件・費用は、この発表からは分からない。