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完全失業率2.5%に上昇、就業者数は前年同月比14万人増

2026年10月03日 一般公開

2026-10-03/株式会社東京ネット工務店 海老沢敦

① 公表されたもの

完全失業率2.5%に上昇、就業者数は前年同月比14万人増

総務省統計局は2026年10月2日、労働力調査(基本集計)2026年(令和8年)8月分の結果を公表した。就業者数は6,849万人(原数値)で、前年同月比14万人増。完全失業者数は180万人(原数値)で、前年同月比2万人減。完全失業率(季節調整値)は2.5%で、前月比0.1ポイント上昇。就業率は62.5%で、前年同月比0.2ポイント上昇。

原典の言い方:「就業者数は6849万人。前年同月に比べ14万人の増加。2か月ぶりの増加」「完全失業者数は180万人。前年同月に比べ2万人の減少。13か月ぶりの減少」「完全失業率(季節調整値)は2.5%。前月に比べ0.1ポイントの上昇」。

出典:総務省統計局「労働力調査(基本集計)2026年(令和8年)8月分 結果の概要」(2026年10月2日公表) https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/gaiyou.pdf

実質賃金指数、7月分確報で前年同月比2.0%増

厚生労働省は2026年9月28日、毎月勤労統計調査2026年(令和8年)7月分結果確報を公表した。現金給与総額(事業所規模5人以上)は434,507円で、前年同月比4.3%増(名目)。消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)で実質化した実質賃金指数は117.1で、前年同月比2.0%増。同指数を消費者物価指数(総合)で実質化した場合は119.5で、前年同月比2.1%増。

原典の言い方:「現金給与総額〔規模5人以上〕434,507円(4.3%増)」「実質賃金指数(持家の帰属家賃を除く総合)で実質化したもの 117.1(2.0%増)」「(参考)消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)の前年同月比 2.2%上昇」。

出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査 2026(令和8)年7月分結果確報」(2026年9月28日公表) https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r08/2607r/2607r.html

英CPI、8月は前年比3.1%に上昇

英国国家統計局(ONS)は、2026年9月30日付のQuarterly economic commentaryで2026年8月分の消費者物価指数(CPI)に言及した。CPIの前年同月比上昇率は3.1%(2026年8月)で、7月の2.9%から上昇。コアインフレ率(エネルギー・食品・酒類・たばこを除く)は2.6%で、7月から変化していない。

原典の言い方:「総合消費者物価指数(CPI)の前年比上昇率は2026年8月に3.1%となり、7月の2.9%から上昇した。コアインフレ率(エネルギー・食品・酒類・たばこを除く)は2.6%で変化していない」。

出典:Office for National Statistics, "Quarterly economic commentary"(2026年9月30日公表) https://www.ons.gov.uk/economy/nationalaccounts/uksectoraccounts/articles/quarterlyeconomiccommentary/apriltojune2026

公取委、下請法とフリーランス新法の運用基準を改正

公正取引委員会は2026年10月1日、「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律」(取適法)の運用基準と、「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」(フリーランス・事業者間取引適正化等法)の考え方を改正・公表した。6月24日公表の「知的財産権・ノウハウ・データの適切な取引のための優越的地位の濫用等に関する指針」の内容を踏まえたもの。6月24日から7月23日に実施した意見募集には20件の意見が提出された。

原典の言い方:公正取引委員会は「知財取引指針の内容等を踏まえ……解釈・考え方を更に明確にするため」改正するとし、「提出された意見を慎重に検討した結果、原案について技術的修正をした上で……公表します」と説明している。

出典:公正取引委員会「『製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律の運用基準』及び『特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律の考え方』の改正について」(2026年10月1日) https://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/2026/oct/261001_toriteki.html

金融庁、基幹インフラ事業者の内閣府令改正案を公表・意見募集開始

金融庁は2026年10月1日、「経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律」(経済安保推進法)に基づく、特定社会基盤事業者の指定等に関する内閣府令の一部改正案を公表し、意見募集を開始した。2026年6月17日公布の改正法で基幹インフラ制度の運用改善が規定されたことに伴う措置。意見募集の締切は2026年10月31日(土曜)正午(必着)。

原典の言い方:金融庁は「基幹インフラ制度の運用改善について規定されたところ」、今回の改正案で「導入等計画書の記載事項等の変更等の規定の整備を行うほか、その他所要の改正を行います」としている。

出典:金融庁「『経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律に基づく特定社会基盤事業者の指定等に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令(案)』等の公表について」(2026年10月1日) https://www.fsa.go.jp/news/r8/sonota/20261001/20261001.html

金融庁、銀行法施行規則等を改正・施行

金融庁は2026年9月30日、「銀行法施行規則等の一部を改正する内閣府令」「労働金庫法施行規則の一部を改正する命令」「株式会社商工組合中央金庫法施行規則の一部を改正する命令」を公布・施行した。企業会計基準委員会が公表した企業会計基準第37号「期中財務諸表に関する会計基準」に対応するもの。公布・施行はいずれも2026年9月30日付で、附則に経過措置がある。

原典の言い方:金融庁は、企業会計基準第37号の公表(2025年10月16日)に伴う「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」の改正を踏まえ、「銀行法施行規則などの別紙様式について注記を追加するほか、所要の改正を実施する」としている。

出典:金融庁「『銀行法施行規則等の一部を改正する内閣府令』等の公布について」(2026年9月30日) https://www.fsa.go.jp/news/r8/ginkou/20260930/20260930.html

IEA、協調石油放出は誓約4億バレルのうち約325百万バレルを実施

国際エネルギー機関(IEA)は2026年10月2日、エグゼクティブディレクターがG7首脳のエネルギー安全保障・市場に関する会合に参加したと発表し、2026年3月11日に発表した加盟国による協調石油放出(collective action)の実施状況に言及した。これまでに約3億2,500万バレルが放出された(当初の協調行動の規模は4億バレル)。

原典の言い方:「3月11日に発表されたIEAの協調行動のうち、約325百万バレルがこれまでに放出された」。

出典:IEA, "Executive Director participates in G7 Leaders' meeting on energy security and markets"(2026年10月2日) https://www.iea.org/news/executive-director-participates-in-g7-leaders-meeting-on-energy-security-and-markets

FAO食料価格指数、9月は136.0ポイントで前月比1.5%上昇

国連食糧農業機関(FAO)は2026年10月2日、FAO食料価格指数(FFPI=食料品の国際価格動向を示す月次指数)の2026年9月分を公表した。砂糖・穀物・植物油の価格上昇が指数を押し上げ、肉類は低下、乳製品は横ばいだったとしている。指数は136.0ポイントで、前月(2026年8月・改定値)比2.0ポイント上昇、比率では1.5%上昇。

原典の言い方:「FAO食料価格指数(FFPI)は2026年9月に平均136.0ポイントとなり、改定後の8月の水準から2.0ポイント(1.5%)上昇した」。

出典:FAO, "World Food Situation – FAO Food Price Index"(2026年10月2日) https://www.fao.org/worldfoodsituation/foodpricesindex/en/

② 読み取れること

以下は見立てです。公表物に書かれていない評価を含みます。

2026年8月の労働力調査では、就業者数が前年同月比14万人増、完全失業率(季節調整値)は前月比0.1ポイント上昇の2.5%でした。増加と上昇が同じ月の数字として並んでいます。どちらが先行要因かは、この公表物からは分かりません。毎月勤労統計調査(7月分確報)では、実質賃金指数が前年同月比2.0%増でした。実質賃金の前年同月比増加は複数月続いています。この傾向が今後も続くかどうかは、この公表物からは分かりません。

IEAが2026年3月に表明した協調石油放出4億バレルのうち、約325百万バレルがこれまでに放出されました。放出済みの量は誓約規模のおよそ8割に相当します(本紙算出)。残っている放出余地が今後の供給状況にどう働くかは、この公表物には書かれていません。

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