2026-10-16/株式会社東京ネット工務店 海老沢敦
① 公表されたもの
厚労省調査、医療・介護現場へのテクノロジー導入は「7割以上」が肯定的
厚生労働省は2026年9月29日、「令和7年度『少子高齢社会等調査検討事業』」の報告書を公表した。医療・介護・福祉の仕事や、医療・介護現場への技術導入に対する国民の受容度などをインターネット調査で調べたもの。調査対象は国内居住の20歳〜74歳の男女、有効回答数3,000件、調査期間は2026年1月29日〜2月3日、委託先はアデコ株式会社。医療・介護現場へのテクノロジー導入について、肯定的な受け止めが「7割以上」だった。
原典の言い方:公表ページの調査結果ポイントは「医療・介護現場へのテクノロジーの導入について、国民の受容度は高く、7割以上に肯定的に受け止められている(P19 図表15,P34 図表28)」としている(全角表記のまま引用)。具体的な割合の内訳は報告書本体の図表15・28にあり、公表ページの記載からは「7割以上」という括りまでしか確認できない。
出典:厚生労働省「令和7年度『少子高齢社会等調査検討事業』の報告書を公表します」(2026年9月29日公表)https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_75934.html
経産省、情報処理促進法施行規則の改正に意見募集開始・締切11月14日
経済産業省は2026年10月16日、「情報処理の促進に関する法律施行規則の一部を改正する省令(案)等」について、e-Govパブリック・コメントで意見募集を開始した(案件番号595320040)。受付締切は2026年11月14日23時59分。
原典の言い方:e-Gov上の案件名称は「情報処理の促進に関する法律施行規則の一部を改正する省令(案)等に関する意見募集について」。改正条文の本文は案件詳細ページに接続できず、この号では確認できていない。
出典:e-Govパブリック・コメント(案件番号595320040、経済産業省)https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/list
資源エネルギー庁、省エネ法施行規則とサッシ性能基準の改正に意見募集開始・締切11月16日
資源エネルギー庁は2026年10月16日、「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律施行規則(案)」及び「サッシの性能の向上に関する熱損失防止建築材料製造事業者等の判断の基準等(案)」の改正について、e-Govパブリック・コメントで意見募集を開始した(案件番号620340009)。受付締切は2026年11月16日17時0分。
原典の言い方:e-Gov上の案件名称は「『エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律施行規則(案)』、『サッシの性能の向上に関する熱損失防止建築材料製造事業者等の判断の基準等(案)』の改正に対する意見募集について」。改正後の具体的な基準値は案件詳細ページに接続できず、この号では確認できていない。
出典:e-Govパブリック・コメント(案件番号620340009、資源エネルギー庁)https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/list
国交省、伊豆箱根鉄道の運賃上限変更認可申請に意見募集開始・締切10月30日
国土交通省は2026年10月16日、伊豆箱根鉄道株式会社の鉄道事業に係る旅客運賃上限変更認可申請について、e-Govパブリック・コメントで意見募集を開始した。受付締切は2026年10月30日23時59分で、同日公示の他案件(締切まで約1か月)に比べて募集期間が短い。
原典の言い方:e-Gov上の案件名称は「伊豆箱根鉄道株式会社の鉄道事業に係る旅客運賃上限変更認可申請に関する意見募集について」。
出典:e-Govパブリック・コメント(伊豆箱根鉄道株式会社、国土交通省)https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/list
IMF、ハンガリーの2026年実質GDP成長率は約2%の見通し(海外)
IMFスタッフは2026年10月8日、ハンガリーに対する2026年Article IV協議(ミッション期間2026年9月23日〜10月6日、ブダペスト)のStaff Concluding Statementを公表した。2026年の実質GDP成長率は現行政策下で約2%、中期的には約2.5%へ上昇する見通し。2026年平均のインフレ率は中央銀行目標(3%)を大きく下回る見通しで、2027年には3%近くへ回復する見通し。財政赤字はGDP比7〜7.5%(2026年)。政策金利は累計100ベーシスポイント(=1%ポイント)引き下げ後の5.5%。インフレ目標は2028年1月から3%から2.5%へ引き下げ予定。
原典の言い方:GDP成長率とインフレ率は「見通し」(projected)とされている。財政赤字の水準は「可能性が高い」(likely)。包括的な財政改革パッケージが実現した場合の赤字縮小(2027年GDP比5%程度以下、2029年同3%)は「可能性がある」(could)という留保付きで記されている。
出典:IMF, "Hungary: Staff Concluding Statement of the 2026 Article IV Mission"(2026年10月8日公表)https://www.imf.org/en/news/articles/2026/10/07/cs-hungary-staff-concluding-statement-of-the-2026-article-iv-mission
世界銀行、脆弱国・紛争影響国の子どもの発育阻害は2020年24.5%から2024年25.3%に悪化(海外)
世界銀行は2026年10月13日、"World Bank Group Scorecard: five takeaways from the 2026 Annual Meeting data update" と題するデータブログ記事を公表し、脆弱性・紛争・暴力(FCV)の影響を受ける経済圏に関する複数の開発指標を更新した。世界銀行の支援対象国における5歳未満の子どもの発育阻害(stunting、低身長など発達不良を指す)の割合は、2020年の24.5%から2024年には25.3%へ上昇した。2024年に発育阻害のあった5歳未満の子ども1億5,000万人のうち99%が対象国に居住。FCV経済圏では3人に1人が発育阻害の影響を受け、その他の開発途上経済圏(4人に1人)より高い。2024年時点で基本的な飲料水にアクセスできた人の割合は、IBRD・IDA諸国全体で90%に対しFCV経済圏で73%。2025年にFCV経済圏で強制移住の対象となった人口は6,190万人で、前年の6,970万人から780万人(11.2%)減少したが、2010年の1,680万人の約3.7倍の水準。
原典の言い方:記事は発育阻害の推移について「進展はあったが、はるかに遅いペースだった」(Progress occurred, but at a much slower pace.)と明記。世界平均の扱いについては「世界平均は依然として有用である」(Global averages remain useful.)としつつ、その限界も認めている。
出典:World Bank, "World Bank Group Scorecard: five takeaways from the 2026 Annual Meeting data update"(Data Blog、2026年10月13日)https://blogs.worldbank.org/en/opendata/world-bank-group-scorecard--five-takeaways-from-the-2026-annual-
② 読み取れること
以下は見立てです。公表物に書かれていない評価を含みます。
厚労省調査は「医療・介護現場へのテクノロジー導入」への国民の受容度を「7割以上」と括っていますが、対象となるテクノロジーの種類や年齢層・立場(患者側か従事者側か)による差は、公表ページの記載からは分かりません。報告書本体の図表15・28を確認しないと、内訳までは読み取れません。
世界銀行のデータは、脆弱性・紛争・暴力の影響を受ける経済圏で子どもの発育阻害の割合が2020年から2024年にかけて上昇したことを示しています。その他の開発途上経済圏との差(3人に1人対4人に1人)も踏まえると、脆弱国・紛争影響国での改善が他地域より遅れている可能性があります。ただし、この遅れを生んでいる要因が何かは、この公表物からは分かりません。